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文章力向上のためにやっておくことImproving your writing ability

読んでもらえる文章を作るには vol.2

「文章向上のために抑えるべきポイント」では、文章を書くにあたって抑えたい基本的なポイントをご紹介しました。今回のvol.2では、さらに踏み込んだ内容をお伝えします。

視覚的に読みやすい文章を意識する

あなたの書いた文章は、ぱっと見て読みたいと思える文章ですか?
手紙でも、書類でも、本でも、人は手に取った文章を一見して判断しています。
読み手に「読みたい」と思わせるポイントは、見やすい文章づくりを意識することです。
一目で読みやすそうだと思われるよう、文章の書き方を少し工夫しましょう。
さらに、文章を書き終えた段階で何度か読み直すことも大切です。ひと呼吸おいて冷静に見直せば、改善点が見えてきますよ。

例を挙げてみましょう。
代筆サービスエクシオは文章を書くのが苦手な御客様に代わり伝えたい思いを形に致します。代筆するにあたりエクシオが大切にしているポイントは次の二点で、御客様の思いを丁寧に聞き取る事と分かり易く説得力のある文章に仕上げる事です。
代筆サービス「エクシオ」は、文章を書くのが苦手なお客様に代わり、伝えたい思いをカタチに致します。代筆するにあたり、エクシオが大切にしているポイントは下記の二点です。
  • お客様の思いを丁寧に聞き取ること
  • 分かりやすく説得力のある文章に仕上げること

パッと見、どちらが読みやすいですか?
同じ内容でも、書き方をちょっと変えるだけで読み手が受ける印象がかなり変わります。

見やすい文章づくりのチェックポイント

1.一文は適度な長さですか?
一文は、一つの情報を50字以内にまとめるのがベスト。長過ぎや情報の詰め込み過ぎに注意しましょう。とくに、Webサイト用の文章は短めに書くのがポイントです。

2.適度に句読点を使っていますか?
読点なしにダラダラ書かれた長文では、読む気が削がれてしまいます。読点は、一文に1、2個の使用が目安です。主語や接続詞の後、意味の切れ目に読点を使うとリズムのある分かりやすい文章になります。

3. 箇条書きや記号、図表を併用していますか?
「」(カギカッコ)、『』(ニジュウカギカッコ)、<>(ヤマガッコ)などの記号を上手に活用することが文章向上のカギ。また、プレゼンテーションでは箇条書き、ビジネス資料や論文では記号や図表を用いるなど、TPOに合わせた文章作成が効果的です。

4.適宜ひらがなを使っていますか?
知的な文章を意識すると、漢字の羅列が多くなりがちですが、やり過ぎると読みにくいものです。ポイントは、読みやすい文章にするために、あえて「ひらがな」を取り入れること。とりわけ、難しい漢字はひらがなにするのがおすすめ。ちなみに、ひらがなを適宜使うことで、文章が親しみやすく優しい印象になります。

表現力の幅を広げる

読み手を飽きさせない上手な文章は、表現力が豊かです。
同じ表現の繰り返しや似た表現ばかりでは、くどい印象を与えてしまいます。
語彙力を上げて表現力に幅をもたせることが、文章力向上のポイントです。

例を挙げてみましょう。
A 文章向上のポイントは、一つの文章にたくさん同じ表現を使わないことです。また、漢字をたくさん使ったり、一文が長すぎたりしないこともポイントです。さらに、文章をたくさん書いたり、読んだりすることも大切です。
B 文章向上のポイントは、一つの文章でしきりに同じ表現を使わないことです。また、漢字を多く使ったり、一文が長すぎたりしないこともポイント。さらに、たくさん読み書きすることも大切です。

いかがでしょうか?
表現力の乏しいAは、Bに比べて少し稚拙な印象を受けますよね。
色々な表現を取り入れ、文章を向上させましょう。

具体的には何をしたらいい?

1.類語辞典(シソーラス)を活用する
例えば、「絶景」は、「美景」、「大パノラマ」、「素晴らしい眺望」、「絵にも描けない美しさ」等と言い換えることが出来ます。同様に、類語辞典を活用して別の表現を用いるだけで、表現力がアップします。

2.連続で同じ文末表現を使わない
文末がすべて「~です」になっている等、同じ言葉が何度も繰り返されると単調になりがち。とくに連続で同じ文末表現だと飽きてしまいます。文章向上を目指すなら、出来るだけ文末の表現が重ならないよう意識しましょう。

3. 読み書きの機会を増やす
今までご紹介した「文章向上のポイント」を意識して何度も文章を書くことが、文章向上の近道です。あわせて、他の方の文章を読むことも勉強になります。新聞や本、ブログなど書き手やジャンルにこだわらず色々な文章を目にすることをおすすめします。自分ではしない言い回しや知らない表現など、新しい気付きがきっとあるはずです。加えて、「読みやすい」と感じる文章と自分の書く文章を比較してみましょう。

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